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【報告とご案内】居酒屋x社会的知性x誠実さ:いまここにある”よさ”を感じる強みの対話会を開催しました

DSlowLife まるも です。

自分が望む充実した人生を送るために

ウェルビーイングとメンタルオーガナイズの学びを実践中。

所属しているウェルビーイング心理教育アカデミーの

認定ナビゲーター仲間と一緒に

VIA-ISを題材にした強みの対話会を運営しています。

 

今期(2024/10〜2025/3)は

VIA-ISの強みと日常の行動に着目して、いまここにある”よさ”を探ることをテーマにしています。

強みが影響しあって程よくなる

いまここにある”よさ”を探るために、日常のありふれた行動とVIA-ISからピックアップした強みを題材にしています。

なぜなら、VIAは「Value In Action」の略。

私たちは、どんな行動にもなんらかの価値を込めています。

ただ、日常の行動では、あまりにも何気なさすぎて、あるいは自分にとって当たり前すぎて、気づきにくいのかもしれません。

ですが、ひとたび感じられるようになると、自分の何気ない行動にも自分が満たされる感覚があります(実感しています)。

また、対話という方法をとることで、同じ場面、同じ強みでも、違いを知って、相手が大切にしていることに思いを寄せることができます。

強みが影響しあって程よくなる

相性が悪そう?社会的知性と誠実さ

今回、取り上げた強みは「社会的知性」(人間性の美徳)と「誠実さ」(勇気の美徳)。

相手の感情を汲み取り、その場に相応しい振る舞いをしようとする「社会的知性」と

自分にも相手にも正直であることを求める「誠実さ」。

一見、相性が悪そうな強みですが、この二つは間違いなく強みとして私たちに備わっています。

強みだけに注目すると綱引きしてしまいそうですが、あら不思議。

居酒屋を舞台にすると、とても楽しく振る舞いを想像することができました。

4つの質問で、強みの働きを客観と主観の2つの視点で注目してみる

対話会では、場面を想像しやすくするためのチェックインを含めて、4つの質問を通して対話し、強みの理解を深めました。

4つの質問はこちら

  1. 「好きな居酒屋メニューは?」
    居酒屋気分になるためのウォーミングアップです。
    あなたはどんなメニューが好きですか?
  2. 「まだあまり親しくないけどこれから親しくなりたい学び仲間4人で初めて居酒屋に行ったとしたら、メニューを決めるとき、社会的知性と誠実さが高い人はどう振る舞うと思う?」
    強みの特徴に注目して、この強みが高い人の振る舞いを想像してみます。
    自分にとって高い強みでなくても、これまでの経験や対話メンバーからの投げかけから、いろいろ想像することができます。
  3. 「似たような場面で、自分の社会的知性と誠実さは、どう影響しているかな?」
    今度は、同じ場面の自分の行動を振り返って、社会的知性と誠実さの影響に注目します。
    自分の場合は、行動のなかにどんな風に潜んでいるのかを発掘するおもしろさがあります。
  4. 「自分自身の日常では、社会的知性と誠実さはどんなときにどんなふうに影響している?」
    もう少し場面を広げて、自分の何気ない行動にも目を向けてみます。
    取り上げた強みと自分の高い強みや他の強みが混じり合っていることを感じることができるのが、毎回興味深いです。

程よく作用すると信頼関係構築に効果的

この対話では、お仕事の場面や人間関係での体験が多く挙げられました。
伝えにくいことでも伝えようとする誠実さと、伝え方を大切にする社会的知性。
両方が程よく混ざり合うことで、信頼関係を作りやすくなるという気づきがありました。

また、実際の行動には、各自の高い強みが何かしら影響していることが、とても興味深かったです。

やっぱり、VIA-ISの強みは、複数が混じり合って程よいのでしょうね。

参加者のご感想

対話会の最後に、皆さんから気づきや感想を寄せていただき、公開の許可をいただいたので、ご紹介します。

なお、記述には、運営メンバーや私の感想も含んでいます。

画像は当日ご参加の皆さんと対話会の最後に撮ったスクショ。

ウェルビーイングポーズのご協力も、ありがとうございました!

上段中央が私。今回はファシリテーターを担当しました。


  • 居酒屋メニューに始まり仕事へのスタンスまで話が拡がり、気づきの多い豊かな時間でした。
    社会的知性の持つ「どうしたら相手を安心させるか知っている」力は他者のために使うことで真の美徳になる、それは誠実さに裏打ちされている、と思いました。
  • 社会的知性の「相手を安心させる方法を知っている」という点と、誠実さの強みはとても親和性が高く、お互いを信頼する人間関係を作るのに、どちらも欠かせない強みだと改めて気づきました。
  • 「社会的知性」と「誠実さ」の強みを、居酒屋のメニューを決めるというライトな内容からスタートし、最後は仕事で大切にしている「在り方」の部分まで繋がることができ、皆さんのお陰で深い対話が出来ました。
    時代や社会の変化により自分自身の「社会的知性」の発揮の仕方は、より相手のためという志向性になり、一方で「誠実さ」を大切にして、ありのままの自分で過ごしたいという想いも感じることが出来ました。今後もこの2つの強みで、快適なバランスを取りたいと思います。
  • 社会的知性と誠実さというふたつの強みの関係性、バランスの取り方を考えられた良い時間でした。
    相手にだけでなく自分にも誠実であることを意識するようになってからは社会的知性をいい感じに発揮できるようになってきてとても楽になりました。
  • VIAの強みについて対話を通じて学び、誠実さと社会的知性をテーマに深く考えることができました。
    強みをバランスよく活かす場面を想像しながら議論を進める中で、自分では思いつかない事例に触れることができ、視野が広がりました。
    改めて、強みの多様な活かし方を実感する貴重な機会となりました。
  • 誠実さと社会的知性をうまく使えば、人とのつながりがとても良好になると感じました。
    社会的知性を過剰使用すると苦しくなるが、誠実さのエッセンスを加えることで自分も楽になる。2つの強みについてこんなに考えることが出来て、貴重なお時間をありがとうございました。

次回は3月14日:同窓会幹事を手伝うxチームワークx忍耐力

次回取り上げる強みは、正義の美徳に分類される「チームワーク」と勇気の美徳に分類される「忍耐力」。

この2つの強みを考えるために用意した場面は「同窓会幹事を手伝う」です。

みなさんの学校も、年に1度今昔の同窓生が集う大規模な同窓会を開催していませんか?

仲の良い友達がその同窓会の幹事になり、自分も手伝うことになったとき、あなたはどんな風に振る舞うでしょうか?

そのとき、チームワークや忍耐力はどんな風に影響しているのでしょうか?

あ!ひとつだけ強くお伝えしたいことがあります。

忍耐力は我慢する強みではありません。やり遂げる強みです。

そんな誤解されやすい強みの特徴もお伝えします。

次回も私がファシリテーターをつとめます。

VIA-ISを知らなくても測定していなくても大丈夫。

どなたでもご参加お待ちしています。

詳細とお申し込みは下記画像をクリックして移動してください。

ウェルビーイング心理教育アカデミー強みの対話会