DSlowLife まるも です。
自分が望む充実した人生を送るために
ウェルビーイングとメンタルオーガナイズの学びを実践中。
所属しているウェルビーイング心理教育アカデミーの
認定ナビゲーター仲間と一緒に
VIA-ISを題材にした強みの対話会を運営しています。
第10期(2025年4月〜9月)は
すでにVIA-ISについて知っていてご自身の強みを測定したことがある方を対象に、日常の行動のなかにあるVIA-ISの強みに注目して、いまここにある"よさ"を探る、強みの継続学習の場として開催しています。
強みが影響しあって程よくなる
いまここにある”よさ”を探るために、日常のありふれた行動とVIA-ISからピックアップした強みを題材にしています。
なぜなら、VIAは「Value In Action」の略。
私たちは、どんな行動にもなんらかの価値を込めています。
ただ、日常の行動では、あまりにも何気なさすぎて、あるいは自分にとって当たり前すぎて、気づきにくいのかもしれません。
ですが、ひとたび感じられるようになると、自分の何気ない行動にも自分が満たされる感覚があります(実感しています)。
また、対話という方法をとることで、同じ場面、同じ強みでも、違いを知って、相手が大切にしていることに思いを寄せることができます。
創造性と公平さの両方を気持ちよく発揮するには関係性が重要

今日は4名の方にご参加いただき、運営メンバーと一緒に、創造性と公平さの強みについて対話で理解を深めました。
最初に創造性と公平さの強みの特徴を確認して、3つの対話を通して理解を深め、最後にふりかえりを分かち合いました。
実は、私の今年のVIAの強みの測定結果は、創造性が1位、公平さは最下位という両極端な順位です。
しかも、この2つは同時に発揮することが難しいトレードオフな関係の強み。
自分の感情に左右されず客観的に判断して誰もが公平にチャンスを得られることを大切にする公平さと、目の前の課題に対して独自の発想やアイディアを生み出し実行しようとする創造性。
集団から浮いてしまう様子が容易に想像できます。
ですが、公平さは固定的・社会規範的な平等を重んじる強みではありません。
論理を重視する「正義の視点」と、他者への共感や配慮という「思いやりの視点」の2つの視点で、集団の規律と個々の事情の両方を兼ね備えた公平さを目指します。
一方、創造性は自分の課題を解決するときにも発揮されますが、よい関係に貢献できると、より幸せで喜びを感じながら強みを発揮できます。
公平さによってもたらされるよい関係の集団のなかで一段と輝くことができる創造性。
きっと、公平さを実現するアイディアを出すこともできるはず。
トレードオフか…1位と最下位か…と思っていた強みも、理解を深めてみれば、ありたい自分の実現に欠かせないものだとわかって、とても嬉しくなりました。
ご参加の皆様、ありがとうございました。
参加者のご感想
対話会の最後に、皆さんから気づきや感想を寄せていただき、公開の許可をいただいたので、ご紹介します。
なお、記述には、運営メンバーや私の感想も含んでいます。
画像は当日ご参加の皆さんと対話会の最後に撮ったスクショ。
ウェルビーイングポーズのご協力も、ありがとうございました!
上段左がファシリテーターを担当してくれた𠮷島恵美さんです。

- 創造性も公平さも、信頼関係や多様性を認めあう基盤があることで、コミュニティの中で発揮されやすくなったり、理解してもらいやすくなるんだなということを実感しました。
いま取り組んでいるプロジェクトのチームワークづくりに活かしていこうと思いました。
ありがとうございましたm(__)m - 公平さが高め、創造性は低めの私は、同時発揮できない傾向があると思っていましたが、今日のお話から、両方が同時発揮できる場面がたくさんあることがわかり、興味深かったです。
特に、公平さをどのように作るかを考えるときに創造性を発揮できるとの意見が印象に残りました。 - 「公平」という言葉は一般的には厳しいイメージがある言葉でもあるけど、VIAの公平さは「優しさ」がベースにある言葉だな、と思いました。
グループの規模が大きくなるほど、発揮には人間力が必要な強みだとも。
そして、その実現には創造性が支えると感じました。 - 公平さにおいて各自が自由時間を持つというところは目から鱗のお話でした。
親切心が高めのせいか、今までは自分を除いての公平さを考えていた事に気づいたので、自分を含めての公平さを考えたいと思いました。
公平さのために創造性を発揮することは、より良い人間関係を築くのに役に立つと思いました。 - viaの公平さ、創造性について、ぼんやりとしか理解できていなかったですが、みなさんといろんなお話を聞いて深まった気がします。
- 創造性と公平さが重なると価値観や興味をお互いに尊重し合い、ひらめきによって楽しい空気が生まれるように感じました。
また、創造性が環境に影響を受けるということにすごく納得しました。
対話により気付きもたくさんありました。
ありがとうございました。 - 公平さは正義の美徳だからこそ、目的を共有できている場所で生きてくると気づきました。
論理的で客観的な視点と、チームを思いやる視点の両方から、課題を感じたときに創造性が生き生きしているなと感じました。
ありがとうございました。
次回は8月6日、先延ばしにしていたことにいよいよ取り組むとき、あなたの大局観と勇敢さはどんな風に影響しますか?
次回は、先送りにしていたことにいよいよ取り組む場面を題材に、大局観と勇敢さに注目します。
先送りって聞くとネガティブなイメージがある気がしますが、運営メンバー同士で話していると、「先送りしてても間に合うよね」とか「結局やらなかったことってやらなくていいことだったりするよね」みたいな話しが出ました。
「いよいよ取り組む」って、どんなことに、どんなときに取り組むんでしょう?
一緒に対話できたら嬉しいです。